過酷な環境に挑むプロフェッショナルの厳しい要求に応える

ベル&ロスは1994年に創立された機能性とファッション性をあわせ持つフランスのブランドです。デザインを担当するブルーノ・ベラミッシュと、経営を担うカルロス・ロシロ。二人の愛称であるベルとロスを組み合わせたのがこのブランド名の由来です。

航空機と航空時計を愛する二人の高校生の出会いから始まったベル&ロスは実用を最優先した時計を創ることを最大の目的に掲げています。本質を追求するためには無駄な演出を一切許さないという共通の考えのもと、エンジニア、デザイナー、プロフェッショナルユーザーの専門知識と経験を融合しユーザーの期待に完璧に応える時計を作り続けています。そのために各ジャンルの専門家を結集し最高の時計作りのための環境を整えています。その使用領域は航空だけではなく、ダイビング、レーシングそして宇宙までも想定されています。

シンプルで機能的なデザインは多くのファッショニスタにも評価され、シャネルやラルフローレンにも認められました。そしてそのデザインは4つの基本原則「視認性」「機能性」「高精度」「信頼性」に基づいています。「すべてのディテールには、意味と機能がなくてはならない」という信念をベースに、機能美とシンプルな表現を追求しているからこそ、美しいプロポーションとエレガントなスタイルが生まれるのです。

この美しくも実用的なタイムピースはフランス空軍のパイロットをはじめとする多くのプロフェッショナルたちに着用されています。ベル&ロスはスイスの偉大な時計製造の伝統に則りながら、過酷な環境に挑むプロフェッショナルの厳しい要求に応える時計を作り続けていきます。






1940年代の航空計器にオリジンを持つコレクション「INSTRUMENTS」

BR 03

ベル&ロス BR 03イメージ

ひと目見たら忘れない印象的なアイコニックウォッチ

現在のベル&ロスを代表するアイコニックモデルです。四隅をビス留めしたスクエア型ケースは、コクピットクロックをそのまま取り外したかのようで、登場時には時計業界に大きな衝撃を与えました。計器譲りの特徴的なアラビア数字のインデックスと視認性の高いカラーリングが腕元で主張します。

色気と男らしさが同居したシンプルなデザインで、ミリタリーの強さだけでなく上品さを感じさせてくれます。クロノグラフモデルや、よりミリタリーテイストなモデルもあります。太いベルトとフラットなバックケースが装着感を高めてくれます。

非常に個性的ながら洗練された印象を与えてくれます。多くのカラーリングと素材のバリエーションを持つので自分に合った一本を見つけやすいです。コクピットへの憧れを持つ方、象徴的存在になりたい方に特におすすめです。

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BR 03-92 DIVER

ベル&ロス BR 03-92 DIVERイメージ

航空デザインと深海での使いやすさが融合した真の角型ダイバーズウォッチ

ブランドのアイコンでもある角型ケースと4本のビスを搭載したダイバーズウォッチです。防水性能を確保するのが難しい角型ケースでありながら300m防水を誇っています。四角いケースに丸い逆回転防止ベゼル、そして特徴的な4つのビスという独特なデザインは見る者に強烈な印象を与えます。

時針のカラーリングが海中での視認性とともにデザイン面でもアクセントともなっています。しっかりと面取りされたケースは加工精度も装着感も優れており、高級感と上質さを感じさせます。

定番を押さえつつも人とは違った印象を与えられます。信頼性の高いダイビングウォッチを求める方、独自のオリジナリティを求める方に特におすすめです。

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BR 05

ベル&ロス BR 05 イメージ

ベル&ロスが表現する新しいラグジュアリースポーツ

ベル&ロスのDNAを継承したラグジュアリースポーツウォッチです。都会を探求する者たちをテーマにした、ベル&ロスのアイコンである角型ケースと4本のビスは残しつつもベルトと一体型となったタイムピースです。ケースと一体になったエレガントなブレスレットやラバーストラップは装着感に優れ、40mmというケースサイズと相まってさらに着用感を高めてくれます。サテンとポリッシュの使い分けが絶妙で金属の美しい質感が男らしさと堪能的な美しさを演出してくれます。

ケースバックからのぞく車のホイールのような自動巻きローターもデザインにアクセントを添えています。クロノグラフモデルやステンレスとゴールドのコンビネーションが美しいエレガントなモデルもあります。

洗練された都会的な印象と計器の無骨さが融合した現代にふさわしいタイムピースです。現代社会で戦うすべての紳士たちにおすすめです。

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BR S

ベル&ロス BR S イメージ

上質さを追求したアイコニックな小型エレガントウォッチ

角型ケースと4本のビスというアイコンはそのままにエレガントさを追求したモデルです。インデックスをアイコニックなアラビア数字に代えてドレスウォッチのような細く上品なものに変更することによってドレス感を演出しています。39mmという絶妙なサイズ感は男女ともに使用できます。

上品なサンレイ仕上げの文字盤、サテン仕上げのケースとインデックスと針の鏡面仕上げの対比が美しく、上質さを感じさせます。ベルトはアリゲーターレザーを使用し、通常モデルよりも細くすることによってエレガントさをさらに際立たせています。

少し変わったエレガントさを求める方や腕の細い方に特におすすめです。




往年のパイロットウォッチを彷彿とさせるコレクション「VINTAGE」

BR V2

ベル&ロス BR V2 イメージ

ベル&ロスのオリジンをベースに持つ丸形のアビエーションウォッチ

1940年代のパイロットウォッチをデザインのベースに、現代の技術を注ぎ込んだアビエーションウォッチです。レトロでミリタリーな雰囲気を味わうことが出来ます。特にドーム型のサファイヤガラスが見た目にもレトロな雰囲気を加えます。

一見シンプルで普遍的なデザインでありながら飛行機の形を思わせる秒針やアイコニックなアラビア数字インデックスがベル&ロスらしさを感じさせてくれます。2017年にリニューアルされた第3世代で、三針とクロノグラフモデルがあります。

エスプリの効いたシンプルで普遍的なデザインのこの時計は使用シーンを選びません。古き良き大空への憧れを抱く方、伝統を大事にしつつも自分らしさを忘れない方に特におすすめです。






形を作る機能と4つのデザイン基本原則

最高の信頼性を要求するプロフェッショナルのために、4つの基本原則に基づいてデザインされています。「視認性」「機能性」「高精度」「信頼性」です。

そしてすべてのデザインのディテールに意味と実用的な機能があります。それは形が機能を作るというコンセプトに基づき「本質を追究して無駄な演出をいっさい許さない」という共通の考えがあります。その結果、無駄のないラインや各部の完璧なプロポーション、時を超えたエレガントなスタイルが誕生するのです。


プロフェッショナルの支持イメージ

プロフェッショナルの支持

過酷な環境で任務を果たすプロフェッショナルの計器には「視認性」「機能性」「高精度」「信頼性」が必要不可欠です。プロフェッショナルたちから机上ではわからない実際の使い心地のフィードバックを受け、さらなる改良を重ね、ユーザーの期待に完璧に応える時計を作り続けています。その結果機械式時計として宇宙飛行士、戦闘機パイロット、憲兵隊員、警察特殊部隊隊員、潜水艦乗組員、ダイバー、地雷除去隊員など様々なジャンルのプロフェッショナルたちに愛用されています。


ラ・ショー・ド・フォンに構える高い技術を持つ自社工場

ラ・ショー・ド・フォンに構える高い技術を持つ自社工場

スイス時計の聖地であるラ・ショー・ド・フォンの製造拠点で時計の開発から組み立て、最終調整までを行っています。非常に高い技術を持っており、高い加工精度、正確な計測や厳密な品質管理にあらわれています。
その結果はオリジナリティの高いケース構造や質感の高い素材、優れた着用感となって現れています。またトゥールビヨンはじめとする複雑機構や高い信頼性のための研究開発を行っています。


ジン特殊時計会社

ジン特殊時計会社

ベル&ロスが実用性にこだわる理由の一つがジン特殊時計会社というドイツの時計ブランドに協力を仰いだことです。
ジンはプロフェショナルのための極限的状況でも最高の精度を保証する時計を製作しています。それは創業者のヘルムート・ジンがパイロットであったことも影響しています。そのエッセンスをベル&ロスは受け継いでいます。


シャネルとラルフ・ローレン

シャネルとラルフ・ローレン

ベル&ロスが評価されてきた理由の一つが高いファッション性です。多くのファッショニスタに評価されています。
特にシャネルとラルフ・ローレンに認められたことにより、さらなる高い評価を得ることになりました。ラルフ・ローレンは自社の広告ビジュアルにも大々的に使用しました。





全モデル比較表

ベル&ロス イメージBR 03-92 ベル&ロス イメージBR 03-94 CHRONO ベル&ロス イメージBR 03-92 DIVER ベル&ロス イメージBR 05 ベル&ロス イメージBR 05 GOLD ベル&ロス イメージBR 05 CHRONO ベル&ロス イメージBR S ベル&ロス イメージBR V2-92 ベル&ロス イメージBRV2-94CHRONO
シリーズ INSTRUMENTS VINTAGE
ケース素材 ステンレスセラミック ステンレスセラミック ステンレスセラミックブロンズ ステンレス 18Kローズゴールドおよびステンレス ステンレスセラミック ステンレス ステンレス ステンレス
回転ベゼル - - - - - - ○(一部モデル)
タキメーター - - - - - - - ○(一部モデル)
クロノグラフ - - - - - -
ガラス サファイアガラス サファイアガラス サファイアガラス サファイアガラス サファイアガラス サファイアガラス サファイアガラス ドーム型サファイアガラス ドーム型サファイアガラス
反射防止コーティング
シースルーバック - - -
ケース径 42mm 42mm 42mm 40mm 40mm 42mm 39mm 41mm 41mm
防水性 100m 100m 300m 100m 100m 100m 100m 100m 100m
ベルト種類 レザー / ラバー / キャンバス レザー / ラバー / キャンバス レザー / ラバー / キャンバス ステンレス / ラバー 18Kローズゴールドおよびステンレス / ラバー ステンレス / ラバー アリゲーター / レザー ステンレス / レザー ステンレス / レザー
ムーブメント BR-CAL.302 BR-CAL.301 BR-CAL.302 BR-CAL.321 BR-CAL.321 BR-CAL.301 BR-CAL.302 BR-CAL.302 BR-CAL.301
自動巻き
日付
夜光



ベル&ロスを紐解く歴史

ベル&ロス ヒストリーイメージ

ある時計好きの高校生の出会いが、後にフランスを代表する時計ブランドを生むことになりました。現在でもデザインを担当するブルーノ・ベラミッシュと経営を担うカルロス・ロシロ。二人の愛称であるベルとロスを組み合わせて生まれたのがベル&ロスです。

航空機と航空時計を愛する二人の高校生は卒業後に一旦、別の道を歩みます。パリの大手投資銀行で働く凄腕バンカーと工業デザイナーとして二人はキャリアを重ねてきました。しかし1990年に奇跡の再会を果たした二人は、その変わらぬ時計への情熱を形にするため、時計ブランドを設立することを決意します。そして1994年、パリにベル&ロスの小さなオフィスが誕生しました。

ベル&ロスイメージ

カルロス・ロシロ氏
1965年パリ生まれ。ビジネススクールHECを卒業後、コンサルタント会社や投資銀行でキャリアを積む。1994年にベル&ロスを正式に設立。創業時から現在までCEOを務め、ミリタリー時計のコレクターとしても知られる。

ベル& ブルーノ・ベラミッシュ氏
1965年ブルゴーニュ生まれ。国立デザイン大学ENSCIで工業デザインを学ぶ。 インターンで訪ねたジンの時計は、日本の雑誌で最初に目にしたとか。ベル& ロスの設立から現在まで、クリエイティブディレクターを務める。


時計業界未経験の二人はドイツのウォッチメーカー、ジンに協力を仰ぎました。ジンは正式名称「ジン特殊時計会社」というプロフェッショナルのための計器を作り続けるブランドです。
やがてベル&ロスは、視認性、機能性、信頼性、そして高精度というモットーを打ち立て、ジンの協力のもとで、製品開発に取り組みました。その結果生まれた「ベル&ロス・バイ・ジン」の時計はジン以上にハイスペックなものとなっていきました。

ベル&ロスイメージ
そして1997年。ベル&ロスの初のオリジナルモデル「ヴィンテージ 123」を発表しました。ひと目でベル&ロスのデザインとわかる独自性とミリタリーの要素を加えたこのタイムピースは評判を呼び、今では「BR V」シリーズがその系譜を担っています。
その独自性とデザイン性はあのシャネルからの評価を勝ち取り、資本の参入を得ます。2000年にはスイス時計制作の聖地ラ・ショー・ド・フォンに自社工場を設立しました。

ベル&ロスイメージ
2005年にはベル&ロスのアイコンである「BR」シリーズが誕生します。コクピットの計器をそのまま腕に着けたようなオリジナリティの強く洗練されたデザインは多くのファッショニスタや著名人に評価されました。特にラルフ・ローレンからの評価は高く、自社の広告ビジュアルにも多用するほどでした。
その後も品質と技術の向上をしながら次々と新作を発表していきます。角型ダイバーズウォッチの「BR03-92 DIVER」やトゥールビヨンを搭載した「BR-X1 TOURBILLON」、そしてラグジュアリースポーツライン「BR05」などベル&ロスのアイデンティティーを保ちながらも新しく洗練されたデザインの時計を生み出し続けています。

現在でもフランス空軍のパイロットをはじめとする多くのプロフェッショナルたちに着用されています。




Bell & Ross の年表

1994年
ベル&ロス創業。ジン特殊時計に協力を仰ぐ。
1997年
オリジナルモデル「ヴィンテージ 123」を発表。シャネルが資本参入。
2000年
ラ・ショー・ド・フォンに自社工場を設立。
2005年
コクピットクロックを思わせる「BR01」を発表。
2006年
42mmの「BR03」を発表。
2007年
39mmの「BRS」を発表。
2014年
究極の実用時計「BR-X1」を発表。
2017年
ダイバーズウォッチ「BR03-92 DIVER」、クラシカルな「BR V」シリーズを発表。
2019年
ラグジュアリースポーツライン「BR05」を発表。



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文章:高橋敬大



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